NPO法人 u-School 推進コンソーシアム(USEC)
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学校支援地域コーディネート Q&A集

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文京区と話し合ってみると、区内の全学校でやっていきたい・国の事業が終わっても何らかの形で存続させたいということでした。私は、この事業は地域のものだと考えていますので、学校の校長が変わっても、地域が主体となって続いていくというのが理想ではないのかと思います。
 本校の場合、もともと学校ボランティアとして立ち上げたものを今年度の本部事業に引き継いだという経緯ですので、現在は学校とコーディネーター主導でやっています。学校主導から、少しずつ地域主導へとバトンタッチしていく形でやっていきたいと考えています。それにあたって、学校支援の中に、スクールガードや放課後子ども支援など様々な事業がありますので、それを精査した上で地域に引き継いでいければと思っています。
(回答者:東京都文京区立柳町小学校 校長 秋山 明美 氏)

最終的には、市内の全ての学校で行なうという計画にしております。昨年度からの3年間の中で、各学校での必要な予算を明らかにして、市として事業が継続可能なのかを判断しますが、息の長い活動にしたいと思います。
(回答者:北海道帯広市教育委員会 教育研究所長 所長 早川 一之 氏)

この3年で完成形ができるものではなく、むしろスタート地点に立つというイメージで降ります。
学校を地域で支える、町づくりを全体で盛り立てていくような取り組みの出発点になる事業だと考えています。ですので、この三年間の中で、人材の発掘や仕組みの基盤づくりを、行って欲しいと思っております。
3年を過ぎても、3分の1補助事業という形で国が補助する方向でおります。条件整備をしていくのが行政の役割かと思いますので、成果をあげた事例など、たくさんの声をお寄せいただいて本部事業のサポートができればと思っております。
(回答者:文部科学省生涯学習政策局社会教育課地域・学校支援推進室長 佐藤 弘毅 氏)

8年間を振り返ると、継続するにあたっての課題は大きく2つありました。
1つは、モデル事業が終わった後の予算はどうなるのか、という点でした。小平市の場合は東京都のモデル事業としてスタートしましたが、この後はどうなるのかという不安でした。結果として、小平市の単独事業として採択され、再度東京都のプラットホーム事業のモデル地区に指定され、支援本部事業へと継続して来ましたが、財政面での不安はあります。
もう1つの課題は、人材を継続して発掘するにはどうするかという点でした。小平市の場合は、PTAとの連携を通じて、子育て中の親御さんが求めているものを知り、そして手を取り合っていくことができました。
1つ1つの失敗はもちろんありますが、子どもたちのためにこれをやろうといって、たくさんの地域の人たちが頑張ってやってきて、そこに行政が支援をして、先生方もやる気を見せてくれたという、様々な力が重なりあって来たものです。今後もそれを続けていければと思っております。
(回答者:東京都小平市立小平第二中学校学校支援コーディネーター 布 昭子 氏)

昨年まではこのUSECのシンポジウムでは、継続できる仕組みを作るのが大事なのではないかと思っておりました。ただ、こうしてお話を伺っていると、「この人だからこそ」という属人性に頼っても良いのではないかと思うようになりました。こんなコーディネーターや、あの校長先生だからこそ、という部分が、どうしても排除できないと感じています。こういう営みに参加して、子ども達のために何かを行い、成功体験を得たという実感があれば、それは1つの本部事業での成果なのではないかと思っております。
(USEC教育・研究担当 理事 平林 慶史)
とても難しい質問ですが、「そこに来れば何かがある、安心できる」という空間だというのがポイントだと思います。もちろん支援本部のお仕事もありますが、その合間に、事業の成果について報告しあったり、情報交換ができるというところで、足を運んでいるのかなと思います。もちろん、長い間やっていますので、先生方との関係がつくれていて、かつコーディネーター同士も数年の経験があるということも、空間を保つ安心感につながっていると思います。
(回答者:東京都小平市立小平第二中学校学校支援コーディネーター 布 昭子 氏)
特別に線引きはしておりません。
本校の場合、集まられるのは図書室が多いです。また、PTA室に小会議室があって、そこにパソコンと印刷機はありますので、そこも使っていらっしゃいます。図書室・小会議室と職員室の行き来で、たいていの用事は済むかと思います。
(回答者:東京都文京区立柳町小学校 校長 秋山 明美 氏)
コーディネーターの立場としては、ハードの面でもソフトの面でも、コーディネーターやボランティアの居場所を整備してほしいと思います。ハード面でいえば、学校に来たときに作業できる部屋や用具(電話やFax・コピー機など)を準備していただくと助かります。ソフト面の居場所というのは、例えばコーディネーターさんをPTA総会や学校評議員会などの際に紹介していただくことであったり、学校の先生のみならず事務職員・用務員さんにも事業やコーディネーターの紹介をしてもらうということです。そうした居場所づくりのサポートを、行政の方には行なっていただければと思います。
支援の内容面でいくと、例えば中学のキャリア教育支援は、学校と地域の両者がリンクする必要があります。その際には、学校教育課や生涯学習課といった行政間の壁をなるべく低くできるようにお願いしたいと思います。
(回答者:東京都小平市立小平第二中学校学校支援コーディネーター 布 昭子 氏)
夕方を中心に、週3・4回は学校に行きます。夕方に行くのは2つ理由があり、1つは先生方のご都合です。授業がある時間帯はゆっくり話ができませんので、夕方の時間帯で先生方と事前に調整をしています。もう1つは、コーディネーター側の都合です。働いている人も多いので、夕方や夜のほうが時間の調整がしやすいのです。やはり、お互いが顔と顔を合わせてコミュニケーションを取ることが一番効率のよいことですから。こうした工夫があると、働きながらでもコーディネーターとして関わるのは、難しくないことだと思います。
(回答者:東京都小平市立小平第二中学校学校支援コーディネーター 布 昭子 氏)

私は週4回ほど学校に行っており、フルタイムではありませんが仕事もしております。自分の空いている時間と、学校の時間とをうまく調整すれば両立できますし、私もそうしています。
学校では、月曜日に3時間ほど授業をしている他に、私が調整を担当したゲストティーチャーが来る場合やPTAとの打ち合わせには出勤するようにしております。学校との打ち合わせは先生方のご都合が最優先ですので、多少は自分の仕事に響くことはありますが、両立できないほどではありません。
(回答者:東京都新宿区立天神小学校スクールコーディネーター 大和 涼子 氏)

学校との契約は、週に10時間の勤務という契約になっておりますので、その時間は確保して学校に行くようにしております。週に3,4回ほどでしょうか。他校のコーディネーター同士、また学校の教職員の方と私どもコーディネーターの打ち合わせをしております。
(回答者:岡山県美咲町立旭小学校学校支援地域本部コーディネーター 飯田 純子 氏)

コーディネーターの方には養成研修にも出て来てくださいますが、こちらでも皆さん仕事をお持ちであるということは重々承知しております。依頼する校長先生のほうでも、お忙しいところ申し訳ないのですが、という形で夕方に来て頂いていることもあるようです。
(回答者:北海道帯広市教育委員会 教育研究所長 所長 早川 一之 氏)

文科省としては、あくまでも予算をかけるための試算として、一日何時間・週何日かという形で予算を毎年決めております。コーディネーターが1人のところもあれば、複数のところもありますし、時間もそれぞれでしょう。それぞれの地域の実情に合わせてやっていただいております。仕事以上によくやって頂いている方も多くて、感謝しています。
確かに、時間を拘束される仕事に就いていらっしゃる方など、難しいところもあるかと思います。とはいえ、その中でも実際にやっていらっしゃる所もありますので、だから不可能だということでもないでしょう。学校とコーディネーターの方で調整するなど、工夫をしていくというところになってくるのではないでしょうか。
(回答者:文部科学省生涯学習政策局社会教育課地域・学校支援推進室長 佐藤 弘毅 氏)
文京区では、天神小学校の事例のように宿泊を伴う行事を、土曜・休業日に学校で行うというのは難しいでしょう。ただ、本校の場合には、何かの活動のときには、人がついております。例えば、夜間は人材派遣センターから派遣されている管理人があけます。そこでPTAが活動し、何か事故があったら、そこはPTA会長が責任を持ち、PTAの保険でやっていくと言うふうに線引きし、お互い了解しております。後で困らないように、きちんと線引きをしてお互いの了解を取るのも大事なことです。
(回答者:東京都文京区立柳町小学校 校長 秋山 明美 氏)
春日市の場合は、学校支援地域本部事業は直接やっていませんので、コーディネーターもおりません。もちろん、それに相当する者はおります。春日市はコミュニティスクールの形態を取っていて、各学校で学校協議会を組織しています。地域の代表、PTA・保護者代表と学校代表が参加しています。ここに、学校教育部と社会教育部の職員が入っていて、月に一度、欠かさずに会議をしていますので、相談がある場合はこの場でも対応しています。
(回答者:福岡県春日市教育委員会 学校教育部長 工藤 一徳 氏)
ほぼ学校が主体でやっているので、窓口はありません。帯広市としては、昨年度は4回、コーディネーターの養成研修は行ないました。その中で、挨拶をして意見交換をするということはやっています。
(回答者:北海道帯広市教育委員会 教育研究所 所長 早川 一之 氏)
この事業は、校長のリーダーシップが一番のカギを握ると認識しています。ですので、校長先生には丁寧にお話をして、校長が先頭に立って学校でコーディネーターを選んでもらうことにしています。ご質問されたようなことは、当方ではないのかなと思っております。
まだ事業の趣旨を理解して頂けない場合もありますが、ひとつひとつ丁寧に粘り強くお話をしていくということは当方では可能ですので、話し合いを続けたいと思っております。
(回答者:北海道帯広市教育委員会 教育研究所 所長 早川 一之 氏)
 まずは、学校の事業サイクルに合わせることでしょうか。学校は秋に来年度のスケジュールを作り始めるので、その時に来年度の話を打ち合わせます。先ほど秋山校長も仰っていましたが、管理職の方針によってガラリと計画が変わることも少なくないので、人事異動の影響で計画が崩れないように準備をしています。
 次のポイントは、こまめに笑顔で挨拶をすることでしょうか。これをきっかけに、話ができるようになってきます。
 3つ目は、学校と一緒にルールを決めて、それを守ること。支援に関わると、個人情報を含め様々なことを知ることになります。外部の人に言っても大丈夫なこととダメなことを区分して、必ず守るということも信頼関係の構築につながります。
 細かいことはいくつでもあげられますが、まとめれば「学校の文化を知って、パートナーとして関わるためのルールを守る」ことに尽きると思います。
(回答者:東京都小平市立小平第二中学校学校支援コーディネーター 布 昭子 氏)