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NO.54 林業を見直そう

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レインボー広場 - NO.54 林業を見直そう

NO.54 林業を見直そう

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レインボー広場
2010-7-30 9:24
 2010年は連日寒暖の差が激しく、雨や強風の日もとても多かった。それに連れて自然の災害もかなりあった。
 鎌倉の鶴岡八幡宮の樹齢800年といわれる大銀杏(いちょう)が、3月10日の風雨のため倒されたと報じられている。全長が30m、幹の太さが6.8mの堂堂たる大樹であり、惜しまれている。
 次いで、4月27日夜半からの最大瞬間風速18.5mで、福井の曹洞宗大本山永平寺の樹齢約700年の大杉(高さ45m)が、大きな音とともに倒れたとも報じられている。
 鶴岡八幡宮、永平寺共に誰でも知る神社沸閣であるから話題になったのであろうが、今年の風雨での全国の自然災害は、後に言う人災、つまり人の手抜きにより、かなり大量であったと想定されよう。
 昨年の台風で兵庫県の老人ホームが、風水害によりホームが流され、数人の支社を出したというニュースは、今も耳に残っている。
 日本人は、永井第一次産業時代を経てきているが、この第一次産業は、もろに自然の猛威に左右されるのが常である。だから、農業林業、水産業などは、日ごろの自然と人間との対話がとても重要となるのである。
 例えば、水田の減少は、田圃の表面からの水蒸気を少なくし、空気が浄化されにくくなったという。
 また、木の根元の地下水を整備しなくなったので、木が倒れやすくなったともいう。
 木は樹齢に抗し切れず倒れるのではなく、地下水の力に負けて倒れることを知りながら、林業を大切にしていきたいものと思っている。
【拓殖大学名誉教授 小林 一也】

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